スーツを持ち運ぶためのケース。スーツを二つ折にして収納するもの。
・カードケース
カード全般、名刺を入れる為のケース。
・カジュアル
「気軽な」「決まりのない」の意味。カジュアルウェア(気軽に着られる衣服)、カジュアルドレッシング(くだけた着こなし)など。
・かしめ
本来、リベットで締めるのでは気密が保たれない場合に、接合板の縁を潰して隙間をなくすこと。
また、隙間を充填する材料のことであるが、押し潰して留めること全般を表現するものとして使われている。リベットやハトメなどの先端を押し潰して留めることも「かしめ」という。
・型押し革
革の表面を機械で加圧し、さまざまな模様を付けた革の総称。エンボッシングレザーともいう。
・肩掛け(ショルダー)
片方の肩に吊り下げること。またそのためのもの、肩掛けカバン(ショルダーバッグ)の略。
・金具
金属製(その他の材質も含む)の付属品。鞄用金具には、使用目的によって次のような種類がある。
@固定金具…鋲・ハトメ・リベット・座金・把手座など
A係止金具…ナス環・留め具など
B錠…尾錠・ヒネリなど
Cハンドル…把手・ツマミなど
D補強金具…帯鉄・角金・芯板など
E調整金具…バックルなど
F移動金具…車輪・キャスターなど
G開閉金具…口金・蝶番など
H足金具…足・底鋲など
I保安金具…反射鏡など
・かぶせつきハンドバッグ
袋の口の部分を「かぶせふた(フラップ)」で覆うことにより、口を閉じるタイプのハンドバッグのこと。
・がま口
開閉部に口金の付いている小銭を入れる袋。婦人用が多い。
・ガラス張り革
成牛革をクロームでなめし、ガラスやホーローの板に張り付けて乾燥させ、この乾燥後、革の表面をサンドペーパーで擦って(バフ掛け)、その上に顔料・合成樹脂を塗って仕上げた革のこと。
・革漉き
革を一定の厚みにするための工程。革包丁・コバ漉き・豆かんな・革漉き機などで行う。
・顔料
液体の中に分散してある不溶解性の着色剤で、皮革の仕上げに用いる。これを使って仕上げた革は顔料仕上げと呼ぶ。
・カントリー・ウェア
元々は英国の田舎紳士達がその所領で着用した衣服のこと。ツイードのノーフォークジャケットやニッカポッカーズはその典型。カントリーといっても、わが国の田舎着・野良着とは全く別物のウェア。
・ギア
古英語で「衣服」「装飾品」の意味。ウエスタンギア(ウエスタン調の衣服)・サバイバルギア(実用衣料品)など。
・キッチュ
「俗悪な」「下品な」などの意味のドイツ語。
・擬革
繊維や革の屑をラテックスで固め、着色・型押しして天然革に似せた外観を持つ合成品シート。
・起毛
接着剤がよく効くように革やその他の材料の繊維をザラザラにしたり、ケバ立たせること。ラッフィングマシーンが用いられる。
・キャスター
スーツケースなどの底部に取り付ける方向性自在の移動金具。車輪。
・キャリーケース
スーツケースの一種で、底部にキャスターを取り付けたバッグのこと。
・切り目
仕立て方法の一種。革などを裁断し、そのままの状態で縫い合わせ、露出した断面には染料を塗り、ワックスなどで磨きあげる。
・ぎん面
革の表面のこと。表皮層のすぐ下の真皮層の外面で、繊維組織が緻密なのでこの層は美しく、丈夫である。一般にぎん面のある革を「ぎん付き」といい、この部分を切り取った安価な床革と区別している。
・クオリティ
「品質」「質」「性質」などの意味。特に材質を示す場合に多く用いられる。ハイクオリティ(高品質な材料)など。
・グッズ
「商品」「品物」などの意味。
・口金
鞄・ハンドバックの開閉金具として、その口部分に付ける金具。特にハンドバッグの半分くらいは「口金付き」といってよいほど、多く見られる。この口金は、枠・手カン・止め金具によって構成されている。
・クラシック
いろいろな意味があるが服飾関連で一般的に使われる場合は、「古典的な」「模範的な」「標準的な」といった意味が多い。過去における模範的・標準的な流行の型や服飾品などを示す場合が多い。「ファッションの基礎足り得てるいるもの」「ファッションの基本として一定の評価を保ちつつ、現存するもの」。類義語には「ヴィンテージ」があるが、この場合は伝統的なイメージの濃厚な、クラシックの精華といったニュアンスを含む。
・クラッチバッグ
手ひもがない、小型のバッグをいう。クラッチは「掴む・握る」という意味で、手に持ったり抱えたりするもの。セカンドバッグともいう。
・クラフトバッグ
手彫の皮革・民芸風の染織品など、手工芸による材料を用いたバッグをいう。
・グレージング
なめした後、染色・仕上げ工程でメノウ・ガラス・金属のローラーなどを使って革の表面を擦り、平滑性と美しい光沢を出す作業のことをいう。
・クロージング
「衣服」に当たる英語。「身体をおおう衣料全般」の総称。靴・アクセサリーは含めない。英国では「クローズ」を用いる場合が多い。
・クロームなめし
植物(タンニン)なめしに対して、鉱物なめしのことをいう。現在、クロームなめしは鉱物なめしの主流で、工程はそれぞれ異なるが全てクローム塩を使用する。
・グローブレザー
手袋用の革のこと。実用的なものでは、牛革・馬革・豚革・シープスキンなどがあり、衣装用としては、シープスキン・ラムスキンが代表的。
・クロコダイル
ワニにのなかの代表的な種類で、その他にもアリゲーター・カイマンなどがある。
・ケリーバッグ
アメリカの映画女優で、後にモナコ国王妃となったグレース・ケリーが1956年「ライフ」誌の表紙を飾った時に手にしていたエルメス製のバッグ。その後、「ケリーバッグ」と呼ばれるようになった。
・コーディネート
頭の上から足の爪先までを様々な方法で「統一させる」こと。素材・色(柄)の配合から、アクセサリー(装身具)類の組み合わせまでが含まれる。
・ゴージャス
「華麗な」「豪華な」の意味。
・コスチューム
特別な目的を持った衣服。国民・階級・時代・地方など特有な服装の意味。衣装と訳され「民族衣装」「舞台衣装」などと使われる。
・合成皮革
綿や他の繊維による織布・メリヤス地を基布として、その表面層を連続気孔のあるナイロン(ポリアミド)やウレタン樹脂でコーティングしたものを通称している。
・混合なめし
クロームとタンニンの両なめし法を併用するもので、「コンビなめし」ともいう。
・コンサバティブ
「保守的な」「保守主義の」といった意味。「プログレッシブ(進歩的な)」や「コンテンポラリー(現代的な)」といった言葉の対語。
・コンテンポラリー
「現代的な」「同時代の」「今日的な」の意味。
・コンポジション
構成・配置・構図・配合などのこと。服飾においては、デザインする時に色・形・大きさ・方向などの要素を最もよい関係にまとめることを指す。