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革の知識 Vertigo 〜ヴァーティゴ〜

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○●革の知識●○

@皮から革へ

動物から皮を剥ぎ、そのままにしておくと当然ながらすぐに腐ってしまう。そこで原皮を腐らせず硬化を防ぐ方法が考え出され、それは古代から用いられてきた。それらの工程を「なめす」という。なめす前の状態を「皮」、なめした後の状態を「革」とそれぞれを区別している。

Aなめしの種類(主なもの)

 タンニンなめし…植物タンニンを使用。タンニン中に含まれるポリフェノール化合物をコラーゲン中のアミノ基と結合させる方法。表裏断面はタンニンの茶褐色をしていて、伸縮性が少ない。
クロームなめし…塩基性硫酸クローム塩溶液を使用。この化合物をコラーゲンの酸根と結合させる方法。断面は青緑色をしていて、柔軟性・耐熱性に優れたものとなる。

 
B革の種類

 …もっとも多く生産され、また幅広く革製品に使用されている。
・カーフ 生後6ヶ月以内の仔牛の革。繊維組織が緻密で、銀面は細 やかで柔らかく傷も少ない。高級革製品の材料として使用されている。
・キップ 生後6ヶ月から2年くらいまでの中牛の革。カーフに次ぐ良質の革である。
・カウ 生後2年くらいの牝の成牛皮。既に出産したもののことを言い、未産のものはカルビンと呼ぶ。
・ステア 生後6ヶ月以内に去勢した牡牛で、2年以上経った成牛皮。牛革の中では、生産量・利用度が最も多い。

…牛革に比べて繊維構造が粗く薄い。ただし、尻の部分だけは「コードバン」と呼ばれて、空気も水も通さないほど繊維が緻密に絡み合い、仕上げた革はすばらしい光沢を持っている。
 
…唯一国内で供給することができる皮である。他のものに比べ、耐摩耗性に優れている。表面に毛穴が3つずつ 並んでいるのが特長である。
 
…成羊をシープ、仔羊をラムと呼び、薄く滑らかで柔軟性に優れている。
山羊…成山羊をゴート、仔山羊をキッドと呼ぶ。毛穴の形に特長があり、薄く柔らかで、しかも丈夫で型崩れしにくい。
 
鹿…柔らかで、手触りがよく、耐水性があり洗濯が出来る。傷が多いので銀面は擦ってある。
 
爬虫類…ワニヘビトカゲ等が代表的。独特のウロコ模様が美しく、丈夫で耐久性に優れている。

 
C仕上げ方法による種類

 ・本染め・銀付き革…革の表面のことを「銀」と呼び、その銀面をそのまま生かした革のことを「銀付き革」という。
この革を製造する際には、原皮を選別して、出来るだけ表面に傷のない良質な原皮が使用される。また革の銀面の感じを忠実に出すために、所定の染料で染めて仕上げ、「本染め革」とも呼ばれる。最も一般的な革としてバッグ・小物をはじめ靴やベルト・レザーウェア・椅子張り革など広い範囲で使われている。
 

・ガラス張り…ガラスやホーロ板に糊で張り付けて乾燥する。このガラス張り乾燥を行ってから、革の表面をサンドペーパーでこすって、合成樹脂を塗って仕上げた革を「ガラス張り革」と呼んでいる。
丈夫で、手入れが簡単なところから、一般の紳士靴・鞄・ベルトなどに使われる。

 
・セミ・アニリン…「本染め革」と「ガラス張り革」の長所を併用して、アニリン染料を使って仕上げた革のことである。主として婦人靴・ハンドバッグなどに使われる。

 
・エナメル革…クロームでなめした革の表面に油脂や合成樹脂を厚く塗って、ピカピカの光沢を出した革のことである。「パテントレザー」とも呼ばれる。紳士靴・婦人靴・バッグなどに使用されている。

 
・スエード革…革の裏面を細かいサンドペーパーでこすって起毛させたもの。毛足が短く、細くて、柔らかな手触りのものほど良質とされる。仔牛革・山羊革・豚革などが主として使われる。

 
・ベロア…スエード革と同じように、牛革の裏面をサンドペーパーでこすって起毛させたもの。スエード革より毛足がやや長く、ラフな感じに仕上がっている。

 
・ヌバック…主に牛革の銀面を、ベルベット状に起毛させて仕上げたもの。スエード革よりも毛足が短く、しっとりとした滑らかな手触りをもつソフトな革である。

 
・パール革…クロームなめしの牛革・仔山羊革(キッド)・仔羊革(ラム)などの表面にパール光沢を与える材料をラッカーと一緒に混ぜてスプレーで吹き付けてしあげた革のことをいう。

 
・型押し革…革の表面にいろいろ変化を持たせ、ある種の革に類似したイメージを与えるために、革の表面に型を付けた革のこと。ふつう、加圧プレスを使って型をつける。各種の爬虫類・オーストリッチ・山羊革などの型、およびシュリンク・エルク・メッシュなどの型が主として使われる。

 

 

   
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